空き家、一緒に探し隊!

空き家、一緒に探し隊!

地域の空き家、空地、空きビル、貸しスペースお探し支援

「周辺にどんなお店があるの?」「どんな景色が楽しめるの?」

物件情報だけを見ても、周辺の状況や雰囲気についてはなかなかわからないもの。「近くにお店はあるの?」「どんな周辺環境なの?」と気になることがあっても、その都度足を運ぶわけにもいかず……。

また、行政や地域の不動産業者には空き家、空き地等の物件探しをサポートしてくれる取り組みがありますが、いきなり相談するというのもいくらか抵抗があるかもしれません。

そんな皆様の空き家探しを、AFICCがサポートいたします。お気軽にご相談ください。

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空き物件情報一覧(LIIPS)

 

連絡先:NPO法人オール富津情報交流センター E-mail:mail@aficc.jp

空き家活用実績レポート

CASE① K.T.さんの場合 元・都内IT企業勤務 → 富津市金谷へ単身移住

大学時代より、週末は富津市金谷の農家さんを訪れ農業を体験させていただく生活をしていました。

週末田舎生活を2年ほど続けていましたが、次第に金谷へ生活の拠点を移したいという気持ちが高まり、学生当時金谷で活動を共にしていた知人2人と3人で金谷へ移住することに決めました。

まずは住まいを確保する必要がありましたので、私たちは行政へと相談する前に、学生当時からお世話になっていた地元の方に直接お繋ぎ頂ける空き家が無いかご相談しました。しばらくして、ご人脈で大家さんにお繋ぎいただける空き家を3軒ほど紹介され、そのうちの1つの物件については庭が広く納屋が有り、部屋数も多い一軒屋の古民家でした。

とても気に入り、大家さんと面会する機会を設けて頂くこととなりました。大家さんとの面会を行い、私たちがなぜ金谷に移住したいのか、お借りした家を拠点にどのような形で地元に寄与する活動をしていきたいのかという想いをお伝えたところ、ありがたいご厚意を頂き、相場よりも安価にお貸いただく事なりました。今でも感謝しております。

最初に相談してから物件が見つかって契約が決まるまで、3ヶ月かからなかったと記憶しています。地域の信頼関係によるご紹介だからこそ、ここまで迅速かつスムーズに話が進んだのだと実感しました。

それから半年後、都内での仕事を辞めて富津市に移住したのですが、メンバー諸々の事情でその家に住むのは私一人になりました。

キッチンスペース、リビングスペースの他に小部屋が7つもある大きな古民家であると同時に、10年間空き家であったことによる経年劣化、また空き家になる以前の生活物が多く、ひとりで途方にくれたのを覚えております。

私の場合は、知人のほとんどが都内に暮らしていたため、私の地方への移住を面白がってくれているひと、また地方での暮らしに興味を持っている人が多かったため、FacebookなどのSNSツールで大掃除の助っ人を募集したところ15人以上が集まり、合計4日間ほどの大掃除で家全体がすっかり生活に支障のないレベルまできれいになりました。ごみは軽トラック10台分ほど出た記憶があります。

その後も時間をかけ、仲間と共に少しずつDIYで改装を進め、大きく破損した屋根、壁、床などの修復は地元工務店などに委託しながら、空き家になる前よりきれいにしてお返しすることを目標にリフォームを続けています。現在の総改装費は50~60万円程度だと思います(畳の総入れ替え費が35万円と最もかかりました)。

リフォーム後は、基本的には住まいとして利用しながら、時にイベントスペース、短期的な宿泊スペースとして借しています。広い庭で養蜂を始めたり、近隣でヤギの飼育を始めたりと、都会での暮らしでは絶対に出来ないようなライフスタイルを楽しんでいます。

古民家暮らしは不便もあります。寒いこと、広いので掃除が大変なこと、庭の草管理が面倒なこと、天井裏のハクビシンが気にある事などです。ですが、富津は都会からのアクセスが良いにも関わらず、田舎の情景が残っている為、都会の知人が気軽に大勢で遊びに来られる事、その時に広い古民家に住んでいることで全員を気軽に泊まらせることが出来、ゆっくりと金谷を楽しんでもらえることがこの家をお借りしたことの最大のメリットに感じています。

友達にとって、この家が南房総の田舎にある秘密の別荘のような存在になっていることがうれしいです。