鋸山の絶壁でツタ剥がしプロジェクト!

富津市観光協会天羽支部からのお知らせです。
2018年12月16日に行われた「第4回房総横断トレイルラン」の参加費の鋸山保全活動募金を活用し、2019年2月7〜8日に鋸山地獄覗き直下の絶壁でツタ剥がしプロジェクトを開催いたします。
石切場を日本遺産へ
鋸山石切り場遺構は、江戸中期から房州石の切り出しが行われ、幕末から日本の近代化を土台から支えた石です。最盛期には年間で56万本という膨大な量の石が鋸山から切り出され、切り出した跡が絶壁となって産業遺構として遺されております。
この奇勝は「ラピュタの壁」のようとマスメディアに取り上げられるなど、近年では多くの外国人が好むところとなり、日本経済新聞社の日経プラス1で「Deep Japan」ランキングで第2位になるなど人気スポットとなっております。
しかしながら、石切場や石を切り出した数々の遺構は年々増殖するツタにより徐々にその面影を失ってきていおります。このまま放置すると数十年後には、この山から石を切出した形跡は見て取れなくなる恐れがあります。今の段階で蔦の繁殖が石を切った壁面全体に広がってしまう前に、除去する必要があることから、本プロジェクト開催を決定たしました。
富津市と鋸南町、包括する千葉県では、石切場の遺構と歴史資産の日本寺を有する鋸山を日本遺産に登録する取り組みが始まりました。
鋸山ツタ剥がしプロジェクト
日本寺、日本山岳協会と登山家で山岳レスキューの第一人者でもある堤信夫氏の協力のもと、鋸山地獄覗き下の垂直面(高さおよそ80m)に、上からロープでぶら下がり繁茂する蔦の除去を行います。日本遺産に向けて、鋸山石切場遺構を保全するための初めての試みです。地域の誇れる山、鋸山に刻まれた産業遺産としての痕跡を後世に遺していくために、関係各位のご支援、ご協力を何卒よろしくお願い申し上げます。見学や取材なども大歓迎です。地域の保全と日本遺産に向けよろしくお願い申し上げます。
実施日:2019年2月7日(木)・8日(金)
場所:鋸山地獄のぞき直下絶壁(富津市金谷側)
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